ソチ五輪のアスリートたち
感動した。浅田真央さんのフィギュアスケート女子フリーの演技を観て,涙が出てしまった。前日のショートプログラムで予想外のミスが重なり,16位と出遅れての開き直った最終演技だったけれど,彼女の自己ベストとなる142.71点をマークする最高の4分間パフォーマンスだった。ラフマニノフ作曲の『ピアノ協奏曲第2番』に合わせて,3回転半ジャンプを今季初めて成功させた上に全6種類で計8度の3回転ジャンプのメニューに挑んだ浅田選手のひたむきな姿に,多くのオリンピックファンが心を動かされたことだろう。
そして,スキージャンプでの41歳の葛西選手の歴史的な大健闘に世界が注目した。不屈のジャンパーは「レジェンド」と称され,不運なドラマを乗り越えて7度目の五輪で初めて個人のメダルを獲得した。その葛西選手がスキージャンプ団体戦で男泣きした。
「色は関係ない。みんなで力を合わせて取れたのがうれしい。後輩たちにメダルをかけさせられて良かった。」…清水選手はレギュラー落ちから這い上がってきた。伊東選手は膝の痛みを口に出さず,団体戦のために個人での出場を見送っていた。竹内選手は難病を患い直前まで入院生活をしていたつらさを,ソチでの競技が終わるまでメディアに語らなかった。けれども2回目は3人とも130メートル以上の大ジャンプを成功させ,エース葛西につないだ。若い選手たちの“思い”を受け止めたエース葛西も,腰を痛めていて連日マッサージや超音波治療などを受けながらの参戦だった。そのレジェンド葛西が最後も130メートルを超える感動のジャンプ。4人が抱き合う姿に,多くの日本人は涙したのではないだろうか。
その他の種目でも感動をたくさんいただいた。日本チームであるかどうかにかかわらず,世界中のスポーツファンに素敵なプレゼントをくださったアスリートの皆さんに拍手を送りたい。
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