世界遺産ボロブドゥール
デンパサール空港を朝5時40分発の飛行機でジョグジャカルタへ移動した。空港には地元の大学院生が車で迎えに来てくれた。運転手はラティーさん,助手席にはサラーさん,二人ともインドネシアで一番人気の高い私立大学であるガジャー・マダ大学の大学院生だ。今日は移動日で取材予定を組んでいなかったので,ボロブドゥール遺跡を観光することにした。
入場料はインドネシア人が3万ルピア(約250円)なのに対して,外国人は20米ドル(19万ルピア余り)と極端に差があるのに驚いた。しかし,この遺跡を目にした人は,入場料の高さなど全く問題にならなくなるほど感動させられるだろう。
1814年にラッフルズによって発見されるまで,千年もの間ずっと土中に眠っていたこともミステリアスだけれど,何のために造られたのかも諸説あって未だに明確になっていない不思議な遺跡だ。回廊には仏教にまつわる逸話がレリーフになって描かれているが,そこには総勢1万人の人物像が登場するという。建物から眼下に広がる森の風景もまた素晴らしい。石を積み上げただけの建築構造ということもあり,過去には地震の被害を受けているが今後も永く保存継承していってもらいたい世界遺産だと実感した。
インドネシア西部時刻 12日 23:34
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