年の瀬の出張
臨床教育推進室の会議を終えて、昼食を食べる間もなく高遠高校へ車をとばした。文科省の委託事業としてスタートした同校の校内研究も、政権交代とその後の予算措置の変動により、現場側が振り回されてきた感が否めないが、3年間の枠組みで学力向上を目指す取り組みを実践するという主旨には変わりがない。私はその実践研究の指導者として携わらせていただいたが、今日は3年目の最終段階のまとめ方をアドバイスする仕事となった。
地域の人材や諸機関と連携したり、自己肯定感を高める指導の工夫をしたりして、さまざまな学習活動をコーディネートして生徒の学習意欲を引き出そうとする先生方の姿には本当に頭が下がる思いだった。ややもすると教師からの一方通行の授業になりがちな高等学校の授業にメスを入れ、学ぶ生徒たちの実態や授業後の学習感想などを大事にして、特に学力スコアが低迷していた生徒層の学習意欲を高めている事実に、他校も学ぶことが少なくないだろう。
昨日までの雪空の寒さがウソのような快晴のなか、高遠までの片道130kmのドライブで出会える車窓から雪山の景色は見事だった。そして、帰り道の姨捨からの夜景も、この時期の冷たく澄んだ空気ならではの絶景だった。2011年最後の出張は、こうして気持ちよく終了した。
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