NHK紅白歌合戦
大晦日の風物詩となっているNHK紅白歌合戦。久しぶりに,今年は実家のこたつで海外の友人にNew Year メールをタイプしながら観はじめた。小学生の娘は「嵐」で高校生の娘は「EXCILE」が目当て。 でも二人とも,Kポップの「少女時代」・「KARA」・「東方神起」のファンでもある。私は?というと今回の出場者なら…長渕剛と松任谷由実,そしてレディーガガ?
ところが,今年のステージは伝わってくるものが違っていた。どうせ視聴率目当ての構成なんだろうと冷ややかに観ていた私だったけれども,今夜は出場者の真摯な想いや願いが,歌声や表情からあふれている…そんなシーンが随所に放映され,私も釘付けになった。
福島出身の「猪苗代湖ズ」は,収益のほぼ全額を福島の復興支援につかっているらしいが,「I love you & I need you ふくしま」と叫ぶメッセージには命が吹き込まれていて,彼らの“本気”を視聴者の誰もが感じたに違いない。「春よ来い」のメッセージをネットで集め続けるプロジェクトを実行中のユーミンの声も涙でかすれたけれど,力強く感動的だった。どのアーティストの曲も,震災でつらい思いをしている人々のそばに寄り添いながら,やさしく支え勇気を与えるエールとなっていたように思う。「歌の力」って,こういうことなんだなあとしみじみ思った。
ようやく完成したメールを送信した直後に,デンマークから私の携帯電話に国際電話がかかってきた。英会話が苦手な私にはこちらの想いを適切に伝えることができなかったけれど,互いの家族の健康と幸福を願い合って2011年最後のメールと電話を終了した。3月にデンマークで彼と仕事の相談をするまでには,きっと私の英会話は上達していないだろう。せめて北欧のポピュラーソングを練習して,「歌の力」をちょっぴり身につけたい… いや,そんなムシのいいことを考えているようじゃあダメだね。
反省してばかりの1年だったけれど,2012年は前向きに新しい自分のスタイルをつくっていこうと思う。
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