氷河地形の美
ネスナという町に向かう途中,氷河地形を理解する教材になりそうな風景と出会った。何と表現したら良いのか…。きっと写真では伝わらないこの自然の美…,壮大さと優雅さに絶句する私だった。昨日まではノルウェーの森の中をドライブして学校参観に出かけていたが,今日からはノルウェー西海岸に移動しての取材だ。
ランチミーティングは教員養成カレッジのレニー学部長が相手をしてくださり,引き続いてのディスカッションには僻地教育の研究をしているお二人の教授が合流してくださった。2時間半の取材を終えるとすぐ,レニー教授を車に乗せてフェリーで島に渡り,ご自宅までお送りした。レニー先生のお宅には,100頭以上の羊もいて,小牧場の経営を兼ねているとのことだった。
この周辺はほとんどが島だから,利用者が少なくても頻繁にフェリーが島同士をつないで運航している。サンネンスショーエンという町に着いてホテルにチェックインしたが,明朝はホテルの目の前のフェリー乗り場から,別の島へ渡り,小さな学校の取材に行くことになっている。フィヨルド地帯とはまた異なる島だらけのこのエリアも,氷河が創り出した自然の造形であり,人間の力なんて,なんてちっぽけなんだろうと思わずにはいられない。こうした自然の景観を前にすると,私たちは謙虚に自分の生き方を振り返ることができるように思う。
(ノルウェー時刻 9月14日 23:21)
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