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2010年11月29日 (月)

小中学生も「コピペ」時代

ネット上のニュースのこんな見出しに目がとまった。
◇小中学生も「コピペ」時代 罪悪感なく…盗作チェックいたちごっこ◇ 

 近年、インターネット上の文章をそのまま写し取るいわゆる「コピペ」(コピー&ペースト)が小中学生の間でも広がり、詩や作文の盗作が増えているという。デジタルツールが身近になったティーンエージャーにとって、コピペの罪悪感は薄いようだ。大学の授業でも盗作にあたるようなコピペは厳重注意を与えているが、実際にはオリジナルの文なのかどうかをチェックするには限界がある。コピペによる盗作が小学生段階にも伝染してしまうと、教育はますます歪みを抱えることになろう。

 ところが、こうした懸念を逆なでするようなサイトも堂々と現れている。たとえば、「自由に使える読書感想文」というサイトは、具体的な著書ごとに感想文例を紹介している。学校提出用に限り「著作権フリー」という条件を示されているため、合法的に子どもたちはコピペで感想文を作成することができるのだ。ケータイ小説が今後さらに普及していくと、この傾向はますます強化されるに違いない。このままでよいはずがないと思う。でも、どういう対策を立てればよいのか、私たちの知恵が試されている。

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