佐賀での2日間
最初に佐賀に出かけたのは14年前の高校教師だった時…。生徒を大勢引率して吉野ヶ里遺跡を訪れた修学旅行でのことだった。今回は過密スケジュールを縫っての学会発表だったので,飛行機を選択し,初めて佐賀空港に降りることになった。空港からバスに乗り,博物館前で降りて佐賀大学まで歩く道のりには,城下町らしい風景に出会える。あいにく雨の中の散歩となったが,せっかく遠くの町まで来たのに,タクシーで往復しては何の発見も風情もないと思うのがおそらく社会科教師をしていた人一般の感覚だろう。重い荷物にへこたれる前に,無事に会場に到着した。
日本カリキュラム学会2日間の日程を終了してから,佐賀空港からのフライト時刻まで時間の余裕があったから,県立佐賀城本丸歴史館に入ってみることにした。立派な内装で展示物もいろいろあるのに入場無料なのには驚いた。館内の係員が親切丁寧なのにはもっと感激した。鍋島氏を藩祖とする佐賀藩は外様の中で8番目の石高となる36万石の力を誇っていた。幕末から明治維新にかけての激動の時代には,大隈重信ら著名な人材を世に放っている。もう少し佐賀の地に浸ってみたかったが,空港行きのバスの時刻に合わせて,2度目の佐賀観光はあっという間に終わった。
夜遅く,長野に着いたらずいぶん涼しかった。
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