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2009年10月 7日 (水)

台風と教授会

 強烈な台風18号が接近する中,10月教授会が開かれた。会議中に私の携帯電話に学校からの緊急メールが届いた。地域一帯の小学校が早々に明日の休校措置を決めたことで,保護者として登録している私の携帯アドレスにも一斉送信メールが届いたのだ。山道を上がって通勤する妻の学校は,明朝の様子で判断するということになっている。

 会議中にメールのやりとりなんて不謹慎だが,共働きで小さい子を放課後の学童へあずけている家庭にとって,台風のさなかに小さい子だけを家に置いて仕事に出ることは親としてできるはずもないから,緊急に対策を考えねばならない…だから,今日のメールは大目に見てもらいたい。

 外の雨の勢いよりも,会議の方が荒れた気がする。先月だけでも4時間かけて議論した議題は,今日ももめたたまま,今後の継続審議事項とされた。苦労して改革案を整理してこられた先生方はきっと今日の結果にやりきれない思いが残るだろう。しかし,私個人も,もっと時間をかけて議論することに賛成だった。そうしないと,教員の中に「やらされる」感が生まれ,主体的に改革に参画する集団にはなりにくいと思うからだ。

 そもそも台風は,上昇気流による気圧差が原因となるが,台風の発生後は中心気圧と周辺気圧との差が大きいほど地上に多大な被害をもたらすことになる。教授会での発言者にはその内容に温度差もあるが,中心となる執行部とその周辺で協働するわれわれ教員とが,スムーズに連動して教育・研究・運営に力を出し合えるよう,気圧差ならぬ理解度や意識の格差を埋めていかなければならない。学部をよりよい方向へ改革したいという思いは全員が共有していると信じたい。来月の教授会には私も資料提出して検討を急がねばならない議題がある。建設的な議論が展開されることを期待したい。

 明日の午後には「台風一過」の青空が見られるだろう。全国で台風被害が深刻にならないことを祈りながら,わが家の暴風への備えを再確認した。

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