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2009年5月 4日 (月)

ゴールデンウィーク?

 5月の連休に突入した。5/2(土)朝のテレビのニュースでは「ゴールデンウィーク後半が始まり…」とアナウンスされたが、「GW前半」とはいつからだったのか、やや不愉快な気持ちで聞き流した。私もそうだが4/29(昭和の日)も休みではなかった人もいれば、今年は16連休だという人々もいるようだ。

 5/1(金)のメーデーには、附属学校園の先生方と私たち教育学部教員が一堂に会して毎年開かれる部門別共同研究の顔合わせ会や、教育実習のための情報交換会などが行われた。その後にも別の会議が設定され、メーデーの意義をあらためて考えるゆとりもなく、翌日の土曜日も朝から仕事におわれた。

 我が家の「休日」は5/3(日)に始まった。早朝、私は娘の中学バスケットボール部の試合会場まで選手たちを車で送り届ける任務を遂行した後、老いた母の待つ栃木の実家へ帰省すべく車に荷物を積み込んだ。出発直後に、すでに対向車線には善光寺を目指す観光客の長い車の列が何キロにもわたって連なっていた。上信越道にあがり、東北道を避けて北関東道を通る私たちのルートでは、途中の軽井沢あたりで想定内の混雑には遭遇したものの、この日それほど渋滞に巻き込まれることはなかった。そして、今日5/4(月)の帰り道、行楽帰りや帰省のUターンラッシュとは逆方向で私たちは長野に戻ってきた。高速道のインターチェンジごとに渋滞の列は一般道の流れまでせき止め、高速道の上でも私たちがすれ違ってきた対向車の大渋滞は、藤岡JCTから更埴JCTあたりまで断続的に100キロ以上の渋滞になっていた。

 ETC搭載車の休日割引制度により、我が家は長野-栃木間の高速道路利用区間を片道1000円で移動できることになり、大変うれしく思う。しかし、日本の勤労者の労働条件と休日の道路事情を冷静に考えるとき、毎年ゴールデンウィークは大渋滞で大変な思いをするドライバーの疲れを深刻化させるのではないかとも思う。

 今日の善光寺にも大勢の人が訪れ、「回向柱」は2時間以上の行列だったそうだが、全国各地の観光地で、おそらく同様の混雑がみられたのだろう。「列に並ぶ」ことが比較的好きな日本人でも、さすがに激しい人混み・大渋滞を避けられないこの期間の移動には疲れもピークに達することだろう。

 「ゴールデンウィーク」が「人々がリフレッシュして過ごせる休暇期間」を意味する言葉になるよう、なんとか私たちの仕事と生活のライフスタイルを変革したいものだ。5/6(水)から書類作りに出勤する私は、明日5/5(こどもの日)がGW最終日となる。車を使わずに子どもたちと過ごす休日にしよう。

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